シリコンバレーで起業した人が語るアメリカとの起業環境の違い
非常に共感したので、シリコンバレーで起業されてスタートアップ企業を経営していた人のブログから、引用してみる。
シリコンバレーでは起業に必要な色々な制度や仕組みが整っていることは確かだが、一番大きな要素はそこにいる「人」のマインドセットの問題だと思う。
なんでここまで違うのか?は、あまり考えたことがないのだよなぁ。文化の違いもあるけど、やっぱりほとんどの人(プロの投資家やコンサルの人も含む)は、起業というかベンチャーの知識が全くないので、教育の問題のような気がしなくもない。
ここに住む人は、ここがイノベーションを生み出す土地であるということが体に染み入っていて、起業に対してポジティブ。
日本で色々なベンチャーの社長さんに会うけど、大体、悲壮感があるけど、キャラクターでなんとか明るくしている感じがする。「すっごい楽しいんですよ!」っていう人見たことないし、すっごく辛いんです。って人ばっかりじゃないかなぁ。
なんでだろ。普通に考えたら、おかしいよね。
日本では起業家・経営者への責任が重すぎな気がするんだよね。人のお金を預かるとか、社員の人生預かるみたいな精神とか。日本人の間違った人間主義みたいな文化が問題な気がするけど、これも教育の問題な気がする。
ここにるVCやエンジェル投資家も起業経験者が多く、起業が大学のMBAコースで教わるような美しいビジネスプランでどうにかなるものではないことを熟知していて、起業の泥臭いところをわかって投資している
日本のサラリーマン投資家もどき・コンサルもどきは、大体ここがわかってない(というか、知識上わかっているつもりになっている)から、会話にならないだよなぁ。「はいはい、知識上それは正しいけども、現実はそうじゃないんだけど。」ってことばっかり言ってくるという。まぁ、経験してないからわからないのはしょうがないとしても、それを指摘しても受け入れる能力がないんだよなぁ。
これから日本でベンチャーを作る人は、そこら辺の人のインチキなプロの意見とか本当に聞かない方がいい。ウソばっかりだから。
あと、ネットのビジネスで起業したい人の場合、昔のビジネスやっている人の意見はほとんどアウト。というか、インターネットのビジネスやっている会社のサラリーマンとかの意見もほとんどアウトなんで、気をつけましょう。殆どの人(感覚で95%位)は、インターネットのビジネスの基本的な知識もないので。
聞くなら、ネットビジネスをやっている創業者に聞いた方がいいです。というか、それしか選択肢はありません。
ここでは有限責任が明確であり日本では曖昧というのは、「日本人は議論が苦手」という話と似ている。日本では、起業した創業者が仕事の全責任を人生を賭けて負うことを期待され、銀行融資を使う場合は「事業を成功させる気概をお持ちなら個人保証できるでしょう」と代表者の個人保証を求められる。
ここも前から言っているけど、日本ってなんで人生を賭けないと起業できないという環境なんだろう…
理由として考えられるのは、以下の2つで、
・精神面
・制度面
精神的には、人生賭けるような気持ちじゃないとベンチャーの社長はできないだろというプレッシャー。(それは、日本ではある意味正しい。その環境がおかしいけど。)
制度面は、投資を受ける環境がなくて、融資になって、融資に失敗すると社長個人が多額の借金を負うという環境だから。関係ないけど、投資でも社長個人の保証を求められることがあるという(ほぼ違法)、全く意味不明な文化。
でも、なんでこんな状態になったのかと、これって昔から指摘されているけど、全く改善されないんだろうか。不思議な社会だなぁ。
失敗した時は「失敗するような人間だった」「そういう人はもう起業しない方がいい」と人格を否定される。
これも、やっぱり日本人って考える能力が低いから、つまり教育だとしか思えない。逆に言うと、成功した人はすごいと手放しで賞賛するという。中身を見る、考える能力ないのかと。
「日本的」なディスカッションにおいても、「その意見は反対。そんな意見を言うあなたは信用できない。他の意見も聞きたくない」と、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという状況になりがち。論理の問題と人格の問題を分離できない。
これも何度か書いてきたような気がするけど、なんで日本は、こんな文化なんだろう。
ホリエモンこと、堀江さんが一番わかりやすい例だろうか、「堀江さんの意見は間違っている。だから、ホリエモンは嫌いだ、悪だ。」って人が僕の感覚で90%位だった気がする。人と意見を分けて評価する能力がないのかと。
仕事は仕事として精一杯頑張るが、それによって人生全てを背負いこむわけではない」という割り切りが、起業する側にも投資する側にも共有されているところがシリコンバレーの良さの一つ。
日本って、人生と仕事が密着しすぎ。
「仕事がダメになったら、人生おしまい。」みたいになること多すぎじゃね? っていう。
注)強調部分は、僕による
壇上の三人の経歴を見ると特別な経験をしてきていて(海外経験が長いとかMBA持ってるとか)、ご自分には関係ないなと思うかも知れない。しかし、同じような経歴を持っていても「シリコンバレーに来て起業」とはならない人もまた多い。要はこの三人のような人は、自分の意思による選択を通じて自分のバックグラウンドに意味づけをしてきたのであり、今やっていることは結果的に過去の経歴から自動的に一本の線に導かれてきたかのように見えるだけである。
これって本当に深い言葉で、重要な示唆を含んでいると思う。
スティーブジョブズがまさにそう。デザイン関連の経歴と、コンピュータなんてなんの繋がりもなさそうなものを繋げて、Appleを作ったわけで。
つまり、どういうことかって言うと、大成功するベンチャーの社長って、今まで誰もしてこなかった経験をしてきていて、一見関係なさそうな経験を繋げているいるからこそ、他人が思いつかないビジネスアイディアを思いつき、他人よりアドバンテージを持って事業を進められたってことだと思う。
逆に言うと、何かのプロとしての経験だけ突き詰めても、大成功するベンチャーは作れないってことでもあると。もちろん、そうじゃない場合もあるけどね。
聞けば、当たり前っちゃ当たり前の話だけど、ほとんどのプロがわかってないから、すごくめんどくさい。
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2009-4-4 土曜日 at 3:11 pm
[...] シリコンバレーで起業した人が語るアメリカとの起業環境の違い 日本のサラリーマン投資家もどき・コンサルもどきは、大体ここがわかってない(というか、知識上わかっているつもり [...]