プログラマが如何に「コミュニケーション能力が低いか」を説明してみる

やっぱりそうか。
プログラマは、コミュニケーション能力が低いと思っていたが、やっぱりそう思っていたか。

プログラマ視点でも、その外からの視点でも見られる僕が説明してみる。

元記事は、これ。
プログラミングは得意でもコミュニケーションは苦手? | エンタープライズ | マイコミジャーナル

1. D.R.Y. Does Not Apply. — D.R.Y(don’t repeat yourself、同じことを繰り返すな)ということは(人間には)適用するな。初めて行うことは失敗しやすいから何回も同じことを繰り返したほうがよい、
2. Humans don’t mean what they say. — 人間は喋っているとおりには考えていない。プログラマなら間違ったことを喋っている人に対しそれを指摘したくなるかもしれない。しかし、それは賢さの若干のアピールになるかもしれないが、「いまいましいバカ野郎」という風にも思われてしまうだろう。
3. Programs don’t need to see an example. — プログラムは例を必要としない。しかし、人間には必要だ。例を与えて絵を描いてまた例を与えてまた別の絵を描いて……と苦労してやっと相手に自分が何を言いたいかを伝えられるのである。例を与えることなしに物事を伝えて相手が理解してくれなくても、キレてはいけない。コンピュータは人間がキレても気にしないが、人間はそうではない。
4. Programs love definitions; Humans get flummoxed. — プログラムは定義が大好きだが、人間は定義で混乱する。プログラマではない人々の前で新しい物事や言葉を定義するな。彼らは思考停止して週末をどうやって過ごすかを考え始めてしまう。

その記事を受けて、ギークが集まると言われるスラッシュドットの記事がこれ。
プログラマのための「コミュニケーションを円滑化するコツ」 – スラッシュドット・ジャパン

これが酷いのなんのって。
斜め読みしかしてないから、冗談なのかも知れないけど、ほとんどが酷いコメント。

このストーリー見てもよくわかるんですけど
プログラマ(というか日本では理系人間)がコミュニケーションがうまくいかない理由って
そもそも相手方の方の理解力が低いからでしかないんですよね。

早い話が幼稚園児に説明するつもりで話せばいいんですよ。大げさな話じゃなく。
それだけ理解できるかどうかでずいぶん仕事も楽にはなるんですが。

いまいち腑に落ちないのは、能力の足りてない努力するべき側が努力を放棄して
「(理解するための努力をしない)私が理解できないのは、お前がわかりやすく説明する努力をしないからだ。
 お前はコミュニケーション能力が低い。」
って言い分が平然と出てくる事なんですよね。
どっちが能力低いんだよ、と。

一般的には、あなたが能力が低いとみなされるかと。
本気でそう思っていたら、これは酷い。そもそも、元の文章さえ理解する能力がないというのが酷い。だから、読み取り能力が低いと見られ、コミュニケーション能力が低いと思われるでしょう。

コミュニケーションが、正しく情報を伝えること、受け取ること思っているのか。逆に興味深かった。

そもそも「相手の理解力がないから」なんて言ったら、少なくとも経営者だったら完全にダメ扱いされる。というか、VCや投資家、コンサルの間では、技術系の経営者がダメと言われるのは、こういう点からだ。
少なくともビジネスの世界では、相手が理解できるように説明できないのは、説明する側の責任というのが、通説なんじゃないかと思っているのだが違うのだろうか? そうでないなら、ど素人であるお客さんに、経営者に、管理者に、営業に、どう説明するのだろうか?

# 僕もそれっぽいことをブログで書いているけど、ちょっと次元が違う。

だから、コミュニケーション能力が低いと周りから思われるのに、それが理解できないらしい。

コミュニケーション = 会社でのコミュニケーション だと思っているみたいだ。
だから、一つのコミュニケーションスタイルしか持っていない。

それは、一般的には、コミュニケーションじゃないということを理解しないと、いつまでたっても一般の人にコミュニケーション能力が低いと思われたままだよ。
それは、単なる正しい情報のやりとり。如何に正しく伝えるか?って話はしていない。

しゃべりのプロでも、アナウンサーとお笑い芸人。

如何に正しく情報を伝えるか?が、アナウンサー。
如何に正しく情報を伝えないか?が、お笑い芸人。

如何に情報を正しく伝え、情報を正しく受け取り、正しく処理するか? これはコンピュータ。仕事に最適。
如何に適当でウソを言い、間違ったことを伝えたりして、失敗するか? これが人間。というか、こっちの方が一般の人が言うコミュニケーションに近い。楽しいに最適。

そこのところわからないと、いつまでもプログラマってそんな目で見られるよ。スイッチしながら、行動しなきゃ。
ということにも気づいてないのかな?っていつも思っていたけど、やっぱりそうなんだ。

お笑いから見ても、情報を正しく伝える、伝えようとしているだけの奴は、ダメなやつだ。僕は、そういう人をコミュニケーション能力の低い人と思う。つまり、「あなたのことが好きです。」と言ったら、「好き」と相手に伝わるって思っているのは、コミュニケーション能力の低い人だ。

詳しくは、以下に書いたりしているので、読むとわかるんではないかと。
人を笑わせるのに絶対に必要な基礎的能力とは? | 笑わせる技術を紹介 – お笑いテクニック・ブログ

どんな時に正しく情報を伝え、どんな時に正しくない情報のやり取り(正確には正しいとかないわけだが)をすることでコミュニケーションをするか?

それが、営業やお客さんとコミュニケーションを取る必要のあるプログラマにとって必要な能力だと思う。逆に言えば、プログラマ同士でしか話をしないなら、問題ないけどね。ただ、外から見たら、マイナーな一つのプロトコルスタックしか実装していない人(つまり、一般的なプロトコルでは、通信できない)って見られるけども。

どちらがいいかを、自分で判断して行動するのが良いのではないかと。

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2 つのレスポンス to “プログラマが如何に「コミュニケーション能力が低いか」を説明してみる”

  1. Zeku@カレー☆ハンター 曰く:

    実に興味深く読ませていただきました。

    「私は正しく説明してるのだから、あなたが理解する努力をしろ」
    「あなたは知識があるのだから、分かりやすく説明しろ」

    な二人が
    コミュニケーションを取っているから噛み合わない。

    もちろん望まれるのは、

    「双方が理解する努力をすること」

    なんですよね。

  2. puchiban 曰く:

    双方が理解する努力してくれればいいのですけど、なかなかそうもいなかいことも多いですよね。

    一般的には、やっぱり伝える側がわかりやすく説明しなさいという人の方が多いというか、メジャーかなぁと。

    ビジネスではお客さん、ユーザに理解する努力は求められないので、やはり伝える側がどうにかしなきゃいけないという感じですか。

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